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名手の共通点

今年1月、川崎競馬場で行われたリーディングジョッキー招待競走・佐々木竹見カップ。
竹見カップの日、武豊騎手は赤岡修次騎手に告げたそうです。
「たぶん、メイショウバトラーで行くと思う」と。

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こんな感じ?

3月20日(金・祝日) 高知競馬場
第11回 黒船賞 ダート1400m

◆JRA所属馬(出走枠:5頭)
フェラーリピサ 牡5 岩田康誠
メイショウバトラー 牝9 武豊
リミットレスビッド 牡10 蛯名正義
ヴァンクルタテヤマ 牡7 藤田伸二
トーセンブライト 牡8 安藤勝己

◆地方他地区所属馬(出走枠:4頭)
愛知 キングスゾーン 牡7 安部幸夫
兵庫 アルドラゴン  牡8 木村健
福山 ジューシー セン5 佐原秀泰
笠松 マルヨスポット 牡8 藤原幹生

◆高知所属馬(出走枠:3頭)
フサイチバルドル セン8 宮川実
ポートジェネラル 牡6 赤岡修次
マリスブラッシュ 牡8 中西達也

◆高知補欠馬(補欠順位順)
ロマンタッチ   牡7
スパイナルコード 牡5

武豊騎手と赤岡修次騎手には、共通点があります。
それはリーディングジョッキーの座と、誕生日。
ふたりの誕生日まであと2日。
黒船賞まであと7日!

厩舎取材アラカルト!

こんばんは。まだ花粉症発症を認めたくないオークスです。
今日は昼下がりの厩舎地区に潜入してまいりました。

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今日の高知はポカポカ日和。
黒船賞に出走するポートジェネラルも、気持ちよさそうに陽射しを浴びていました。
ポートジェネラル情報は、当ブログではレース直前にお伝えする予定です。


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お笑いコンビのプラスマイナスさん(プラスミックさんではありません)が、「クイズ!神助くん」の収録に訪れていました。
プラスマイナスさんは「高知競馬サイコー!」と叫んでいたので、絶対いい人だと思います。大ブレイク間違いなしです。
プラスマイナス岩橋さんのブログを発見!
桂浜にも行ってたんだ~。


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田中守厩舎を訪ねると、武者修行中の中地雄一騎手(川崎)が、厩舎作業に励んでいました。
中地騎手の高知での騎乗は、3月15日(日)まで。
って、この土日でお別れかよ~。


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「パンツかぶってるように見えます?」by中地騎手
そ、そんなキャラだったとは・・・。
高知に来てからシモトークの素質が開花したそうです。
ともあれ、あと2日間、がんばってくださいね。


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守厩舎の番犬・ハナちゃんにブサ可愛く警戒されつつ、カウントダウンさせていただきます。
黒船賞まであと8日!

旅立ちの春。エスケープハッチ、北海道へ

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通算成績、83戦54勝。
地方競馬歴代最多勝利記録を刻んだアラブの名馬・エスケープハッチが、明日の夕方、北海道に旅立ちます。

エスケープハッチの会の支援により、北海道で第2の馬生を送ることになったハッチ。
元旦には引退式が行われ、スタンドからあたたかい声援が送られました。
しかし・・・。
ハッチの余生を支える会員さんが思うように集まらず、一時は北海道に渡ることが危ぶまれてしまったのです。

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ハッチを管理する田中譲二調教師の息子さんが、こう言って苦笑していました。
「なかなか会員さんが集まらないみたいなんです。それで親父が、『じゃあ、俺が厩舎で飼う』って言い出して」
ハッチのことが大好きな譲二先生なら、本当に飼いかねません。
だけど少人数で厩舎を切り盛りしているのだから、引退した馬を馬房に置いておくことは、かなりの負担になるんじゃないかな・・・。
私はそんなことを思いながら動向を案じることしかできず、おのれの無力さを痛感するばかりでした。

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現在、高知競馬場の受付前に、会員募集のビラが置かれています。
そのビラには、こんな一節があります。
<今はまだハッチが十分な余生を送れるほど会員さんが集まっていません>
そんな厳しい状況でありながら、エスケープハッチの会の発起人・佐々木幸子さんや、新聞やフリーペーパーに掲載された記事を読んで会員になることを決意した方々の優しさによって、ハッチの旅立ちが決まりました。

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今日の午後、田中譲二厩舎を訪ねました。
隣の馬房にいるマリスブラッシュと競い合うように、譲二先生が育てた青草を食むハッチ。
しきりに甘えてくるハッチにキスをしながら、「明日でお別れやねー、寂しくなるねー」と語りかける譲二先生。
「ハッチは自分のことを、馬だと思ってないみたい。人間だと思っちゅうみたい」と、譲二先生は言います。
馬のことは怖がるのに、人間のことは大好き。
誰かが厩舎にやってくると、瞳をきらきらさせて馬房から顔を覗かせます。
今日も取材のテレビカメラを、興味津々の表情で見詰めていました。
テレビ局の方も、ハッチの警戒心のなさに驚きながら、「女の子みたいですね。めっちゃかわいい馬ですね!」と、メロメロになっていました。

「ハッチは本当に甘えん坊で人懐っこいから、北海道でも可愛がってもらえるんじゃないかな」
譲二先生はそう言って、嬉しそうに、愛しそうに、寂しそうに微笑みました。

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さよならハッチ。
北海道でも元気でね!

エスケープハッチの会
エスケープハッチの会公式ブログ

かけがえのない経験

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第54回ダイオライト記念。
フリオーソ(牡5、船橋・川島正行厩舎)が、ダイオライト記念連覇を果たしました。
涼しい顔して逃げ切り勝ち。
強い強い、圧倒的に強い!
砂の年度代表馬、素晴らしい走りでした。あっぱれ。


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高知勢3頭の結果は――。
初遠征のトサローランは11着。
「普段より気負っていて、リズムよく走ることができませんでした。初めての遠征の影響があったのかな・・・。左回りも気にしていました。そしてなにより、相手が強かったですね。僕も馬も、いい経験を積ませてもらいました」と、手綱を取った中西達也騎手。


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2度目の南関東遠征となったアタゴビッグマンは、9着。
健闘と言っても過言ではないと思います。
「よく頑張ってくれましたね。道中の手応えもよかった。地方馬同士の交流戦なら、十分活躍できると思います」と、手綱を託された水野貴史騎手。
水野騎手は「なんで地元で勝てないんだろう?」と首を傾げていました。
前々走の多摩川オープン(川崎)で騎乗した御神本訓史騎手も、まったく同じことを言ってたっけ。

だぶん。贔屓目もあるけれど。
高知のオープンクラスで戦っている馬は、みんなが抱いているイメージより、ずっとレベルが高いのではないでしょうか。
だから県外に遠征に出ても、条件がハマったときには好走できるのだと思います。
高知では負けることもあったスペシャリストが、笠松のオグリキャップ記念を制したように。
高知独特の砂の深い馬場や、どこかしらに不安を抱えて高知に転入してくる馬を精魂込めて再生していく技術に、秘密が隠されているような気がします。


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南関東の馬の回避により、繰り上がりで出走することになったケイエスゴーウェイは14着。
今のケイエスゴーウェイに2400m戦は長いようです。
今回鞍上を務めたのは、船橋の若虎・本橋孝太騎手でした。
昨年のダイオライト記念以来、ちょうど一年ぶりにケイエスゴーウェイに跨りました。
「返し馬をしているとき、めちゃめちゃ嬉しかったです。『ゴーウェイ、久しぶり~』って(笑)」

2007年の夏、ケイエスゴーウェイは水沢のクラスターカップに参戦しました。
この雑賀正光厩舎の交流重賞初参戦の鞍上を務めたのが、当時は高知で修行中の身であった本橋騎手でした。
このとき、ケイエスゴーウェイ&本橋騎手が5着に大健闘したことが、雑賀厩舎にとってはもちろん、高知競馬にとっても、すごく大きなことだったように思います。

「ゴーウェイでJBCにも乗せてもらって。本当にお世話になった馬です」
と言って、本橋騎手はしみじみとした表情を浮かべました。


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強豪に揉まれることで、強くなっていく。
馬も人も、遠征で得るものは大きいと思います。
フリオーソの強さは眩しかった。
だけどフリオーソだって、カネヒキリやヴァーミリアンの胸を借りて一皮剥けたんだ。
今日の経験が、いつか必ず役に立つ日が来る。
そんな確信を持ちながら、カウントダウンさせていただきます。
黒船賞まであと9日!

馬券の自由

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こんばんは。夢見がちな乙女です。
ダイオライト記念については、のちほどお伝えします。

わたくしこれから飛行機に乗りますの。
行き先はS国のK県ですの。
おほほほほほほ。
むふふふふふふ。
ごめんあそばせ。

高知県知事賞馬、ダイオライト記念に参戦!

本日、千葉県の船橋競馬場で行われるダイオライト記念に、高知から3頭の馬が参戦します。

◆高知勢3頭◆
トサローラン(牡7、松木啓助厩舎)
ケイエスゴーウェイ(牡6、雑賀正光厩舎)
アタゴビッグマン(牡9、雑賀正光厩舎)

ダイオライト記念の出馬表(PC向けページ)

2007年の夏に重賞初制覇を果たして以降、高知のオープンクラスで活躍してきたトサローラン。
昨年の大晦日には、グランプリレースの高知県知事賞を制しました。

意外なことに、トサローランが県外に遠征するのは今回が初めて。
数多くの有力馬を擁する松木啓助厩舎にとって、初めての交流重賞参戦でもあります。

「状態はええよ。強い相手に胸を借りるつもりで挑戦します」
と、松木調教師。

ここ2戦は敗れていますが、前々走は1300戦で、距離が短すぎたのだと思われます。
前走は得意のマイル戦でしたが、道中で走りのリズムを崩したため、伸びを欠いてしまいました。
敗因ははっきりしていると言えるのではないでしょうか。

ダイオライト記念は、高知県知事賞と同じ2400m戦。
松木調教師は「距離には不安もあるけど」と前置きした上で、「今のこの馬には、じっくりレースができる長い距離のほうが合うのかもわからんね」とのこと。

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少しずつ白さを増してきているトサローラン。
だけどまだまだ若々しくて、とても愛らしい顔立ちをしています。
松木調教師に「トサローラン萌え」を伝えると、師は「馬は皆かわいいよ」と言って笑っていました。

トサローラン。ケイエスゴーウェイ。アタゴビッグマン。
相手は手強いけど、今後に繋がるレースになりますように!

77期のふたり

ずっと棚上げしていた記事を、ようやく更新しました。
よかったら読んでみてください。
祝・西山裕貴騎手100勝達成!
目迫大輔騎手、重賞初制覇!

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トサローランの調教をつける西山裕貴騎手


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目迫大輔騎手と田中譲二調教師


西山騎手と目迫騎手は、地方競馬教養センターの同期。
ふたりのことをじっくり書こうと思って棚上げしていたのですが・・・もっと書くべきことがあるような気がします。
ふたりが高知競馬場にやって来るまでのお話、高知にやって来てからのお話を、ゆっくりうかがってみたいです。

嗚呼。高知競馬のことを知りたい。もっともっと知りたい!
そんな気持ちに包まれながら、カウントダウンさせていただきます。
黒船賞まであと10日!

ポートジェネラルと雑賀一族の謎

携帯サイト「競馬総合チャンネル」の「地方競馬コース」で、「井上オークスの地方見聞録」という対談を連載しています。
「井上オークスの地方見聞録」では、春の高知まつりを開催中。
高知まつり第1弾のゲストは、赤岡修次騎手でした。
第2弾のゲストは、6歳牡馬・ポートジェネラルで黒船賞に挑む雑賀正光調教師です!

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前編では、ポートジェネラルが南関東の強豪を相手に3着に好走した多摩川オープン(川崎)の回顧を皮切りに、黒船賞に向けての意気込みをうかがいました。
雑賀調教師、燃えてます!
来週公開の後編では、雑賀一族の謎に迫ります。

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文字数の関係で入れ込めなかった(このコーナーは常に文字数制限との戦いです。球数制限に苦しむ投手の気持ちがわかります。なんちゃって)のですが、ポートジェネラルは驚くほどおとなしい馬なんだそうです。

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だから多摩川オープンのパドックでは、雑賀厩舎の厩務員さんは気性が激しい僚馬・アタゴビッグマンを曳き、おとなしいポートジェネラルは助っ人の厩務員さん(川崎の厩務員さん)が曳いていました。

そんなポートジェネラル、レースでは本当に頼もしいです。
黒船賞に備えて調整中のポートジェネラルの様子は、当ブログや「競馬総合チャンネル」に掲載予定の黒船賞直前レポートでお伝えする予定です。

お手持ちの携帯電話で「競馬総合チャンネル」を検索すると、「競馬総合チャンネル」にアクセスできると思います。「地方競馬コース」は、月額262円でご利用いただけます。
携帯サイト・競馬総合チャンネルのご案内(PC向けページ)

ちゃっかりコマーシャルを交えつつ、カウントダウンさせていただきます。
黒船賞まであと11日!