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23代目新人王・黒澤愛斗騎手!

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2009年1月12日、高知競馬場。第10レース、第23回全日本新人王争覇戦。
ホッカイドウ競馬の黒澤愛斗(くろさわまなと)騎手が、23代目の新人王に輝きました!
しんがり追走から、11頭まとめてごぼう抜き。
大外強襲で、新人王のタイトルをもぎとりました。

みんなの勝ちたい気持ちが激烈な先行争いを生み、わずかに立ち遅れた黒澤騎手&ケイエスブーケは虎視眈々と最後方待機。
黒澤騎手の落ち着いた騎乗が、鮮烈な追い込みに繋がりました。

第23回全日本新人王争覇戦の結果(PC向けページ)
レース映像はこちらから(PC向けページ)


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黒澤騎手は、騎乗ぶりと同じく落ち着いた物腰で、勝利の喜びをこう語りました。

「先行しようと思っていたけど、ゲートの出が少し悪かったので、後ろから行くことにしました。レース中は『もっとペースが速くなって、前が崩れるといいな』と。4コーナーで『勝てるかな?』と思いました。レース勘が鈍っていることが心配だったけど、勝つことができて嬉しいです」

ホッカイドウ競馬は、昨年11月20日の門別開催をもって、冬休みに入っています。
この大一番は黒澤騎手にとって2ヶ月ぶりのレース。当日のエキストラ騎乗もなく、初めて乗るコースでした。
そんなハンデを少しも感じさせなかった黒澤騎手は、昨年の4月29日にデビュー。初勝利は5月29日で、同期のなかで一番最後でした。

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師匠の恵多谷豊(えたやゆたか)調教師も、はるばる北海道から応援に駆けつけました。
恵多谷調教師も本当に嬉しそうで、祝福を受ける愛弟子をあたたかいまなざしで見守っていました。

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同じホッカイドウ競馬に所属する笹木美典騎手も、後輩の快挙をとても喜んでいました。
黒澤騎手と恵多谷調教師の照れた表情が、そっくり!

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左から、3位の持原大志騎手(愛知)、黒澤騎手、2位の國分祐仁騎手(浦和)。
黒澤騎手の身長は135cm。
ある人の言葉に、私は深くうなずきました。
「彼は騎手になるために生まれてきたんじゃないかな」
黒澤愛斗の騎手人生は、まだ始まったばかりです。