6年度高知競馬開催スタート
高知競馬は6日、令和6年度第1回第1日を開催。レースに先立って高知競馬組合の豊永大五管理者がスタンド正面ステージであいさつ。豊永管理者は「新しい年度のスタートを迎えました。3月24日、高知競馬所属の塚本雄大騎手が落馬事故により25歳の若さでなくなりました。あらためて競馬という競技が危険と隣り合わせであることを痛感させられました。高知競馬は令和5年度売得金額が過去最高を記録しました。令和6年度は新人城野慈尚(しろの・ちかなお)騎手がデビューします。4階指定席もリニューアル、きょうオープンです。関係者が一丸となって夜さ恋ナイターを全力で盛り上げ、天国の塚本騎手からも褒めていただける高知競馬にしてまいります」と述べた。
ステージに立った騎手会長の赤岡修次騎手ら全騎手が紹介された。赤岡騎手は「レースが怖いとさえ思ったが、これからも熱いレースを届けます」と決意を表明。騎手になったばかりの城野慈尚騎手は「皆さんに早く名前を憶えていただけるよう頑張ります」と力強くコメント。故郷・徳島県つるぎ町から大挙訪れた応援団から「がんばれ」と大きな声援を浴びた。
新人・城野慈尚騎手デビュー
城野騎手はこの日。5鞍騎乗。第2競走のデビユー戦では7着(9頭立)、第3競走は健闘の2着(10頭立)、第9競走は5着(9頭立)、第10競走は8着(11頭立)、第12競走は6着(12頭立)。第3競走の1着は所属する工藤真司きゅう舎の多田羅誠也騎手騎乗馬。同厩舎コンビでのワン、ツーフィニッシュとなった。地元から応援に来高した方に話をうかがうと、「けがなく頑張ってくれたら。でも早く1勝してほしい。これから高知競馬場に応援に来ます」と笑顔だった。