本日、10月17日(木)、名古屋競馬場で行われた重賞競走「第42回ゴールド争覇」(3歳以上・ダート1,500m)で、高知けいば所属のバリチューロ(倉兼育康厩舎所属,井上瑛太騎手騎乗)が勝利しました。門別競馬でのデビュー後、大井競馬を経て高知へ移籍。下級条件から勝利を重ね、前走の建依別賞ではヘルシャフトの2着と健闘。初の他場遠征で嬉しい初重賞制覇の結果となりました。倉兼育康調教師,井上瑛太騎手もともに重賞競走初制覇となります。
高知からの他の遠征馬は、4着にホウオウスクラム(田中守厩舎,赤岡修次騎手騎乗)、5着にダノンジャスティス(別府真司厩舎,畑中信司騎手騎乗)となり、全馬入着を果たしました。
優勝馬
バリチューロ号 (牡6・鹿毛) 倉兼育康きゅう舎
父 シニスターミニスター
母 ラッシュウインド (母の父 ワイルドラッシュ)
馬主 西森 鶴
生産者 槇本牧場
☆倉兼育康調教師のコメント
———まずは、率直なお気持ちから
「(バリチューロは厩舎に)初めて入厩した馬で、初勝利を挙げてくれて、初めて他場重賞に選定された馬です。うちの初物尽くしはこの馬なので、今回(名古屋に)挑戦しようと思いました。初めての重賞まで頂いて、この馬には感謝しかないです。」
———馬の調子は
「調子自体は良かったです。馬運車での状態も落ち着いていたと聞いていました。一番心配していた馬体重もマイナス1キロで済んで、いい結果になるかもとは思っていました。」
———井上瑛太騎手との(今日のレースの)作戦は
「乗り方は彼に任せています。好きなように乗ってきてと言っていました。」
———彼(井上瑛太騎手)のレース振りは
「いつも言っているのですが、仕掛けは早くするなよとは言っていましたが・・・(笑)。手応えがわからないのですが、うちの厩舎に関しては、常に仕掛けは遅すぎるくらいでいいよとは言っているんです。」
———早めに(先頭に)立つレースになりましたが
「馬が本当に止まらなかったです。頑張ってくれました。基本的には砂は被らないほうがいい馬で、思った以上にいい感じでレースができたのではと思います。伸びしろはまだあると思います。あまり馬体重は増えないほうがいいかもしれません。」
———次走は
「全く考えていないです。地元になるかなとは思っていましたが。帰って、馬の状態を見て、馬主さんと話をしてからです。でも、(最終的には)僕が決めてしまうのですが(笑)」
———馬場については
「どちらかと言えば、湿った馬場のほうが走りがいいかなと思っています。こちらの馬場のほうが走りやすそうに見えました。」