弥生三月、高知競馬第18回開催は3月2日(土曜日)から前半の3日間がスタートする。4日月曜日のJRA条件交流「はりまや盃」のJRA出走メンバーが発表されているので(予定メンバー、2月26日時点)成績などご紹介しておこう。
アップデイティング(牡4歳・高橋 隆厩舎)
未出走
父フォーティナイナー
母トウカイマリー
母の父ナイスダンサー
これが初出走。トウカイタロー(新潟記念勝ち、鳴尾記念2着)を兄に持つ当馬が迎える注目のデビュー戦だ。
オースミルーラー(牡5歳・中尾 正厩舎)
8戦1勝
父デインヒル
母コウエイダイヤ
母の父ミホシンザン
旧4歳2月に12Dで新馬勝ち。2度の長期休養があるなど、まだ8戦のキャリアだが、この1月に復帰してから3戦を消化しており、順調に使える事を武器にしたいところ。
コシズカンバス(牡5歳・坂口正大厩舎)
19戦2勝(地方交流含む)
父ミスターシービー
母ステラシンフォニー
母の父パークリージェント
旧4歳4月の遅めのデビューから8戦目の初ダート(小倉1700m)で勝利を掴む。今年の1月に兵庫の条件交流14Dで2勝目。地方の馬場では実績のある成績と血統である。
タイキスラッガー(牡4歳・蛯名信廣厩舎)
6戦0勝
父Rubiano
母Mystic Lure
母の父Green Desert
ファピアノ系の父を持つ外国産馬。祖母の産駒に輸入種牡馬スリルショーがいる血統だ。JRAでは芝の新馬で3着があったが、勝ち星には手が届いていない。地方のダートで新味が出るか。
ファービッシュ(牝4歳・加用 正厩舎)
8戦1勝(地方交流含む)
父Afternoon Deelites
母Dazzling Dixie
母の父Dixieland Band
今回のメンバーの紅一点。昨年夏の北海道で函館・旭川を転戦。旭川の10Dで初勝利と500万下交流3着という成績を残している。
1月13日の京都12Dでは3番手から4着に粘りこんでおり、この内容をそのまま持ち込めれば好走も。
リネッツァ(牡4歳・音無秀孝厩舎)
8戦未勝利
父トニービン
母ペッパーキャロル
母の父ニチドウアラシ
兄にポリスペッパー、キャロルウインドがいる高知でもお馴染みの血統。近親にサクラチトセオー・サクラキャンドルのG1兄妹がいる。父トニービンで芝ばかりを使われてきたが、今回のレースが初めてのダート戦だ。
JRAがいわゆる500万下条件で高知競馬所属馬はB級(以下)のメンバーとなるわけだが、今回はこのラインナップである。
カツノチャイナ
(牡9歳・炭田健二厩舎、前走・雪割草特別2着)
ドラゴンジェイ
(牡9歳・工藤英嗣厩舎、前走・雪割草特別勝ち)
テセウスクラージュ
(牡10歳・田中譲二厩舎、前走・早春特別 3着)
ドーダイリン
(牡6歳・雑賀正光厩舎、前走・雪割草特別3着)
キング(牡7歳・松木啓助厩舎、前走・B級条件戦勝ち)
エイシンユーダイ
(牡6歳・竹内昭利厩舎、前走・B級条件 5着)
実績でドラゴンジェイ、移籍間もないカツノチャイナやドーダイリンも展開次第で十分争覇圏内。交流戦独特のよどみの無い流れでキング・エイシンユーダイの底力が試されるだろう。
騎乗騎手や枠順の決定は3日(日曜日)の予定。