今年もNARグランプリの発表時期となった。
全国での年度代表馬や部門別最優秀表彰が決まるわけだが、高知競馬でも一年・一年を振り返るという意味を込めて各部門を考察してみると面白い。ここに候補を挙げておくので後はご覧になった方にお任せしよう。なお今回の対象は高知競馬所属馬の所属時の成績に限定した。
☆最優秀サラブレッド系古馬
前半は1999年と同じようにメイショウタイカンが大活躍(二十四万石賞・トレノ賞)。マチカネホシマツリ(建依別賞・珊瑚冠賞)・ウォーターダグ(黒潮マイルCS)・ダイタクカミカゼ(高知県知事賞)らが重賞勝利を飾っているが、マーキュリーC(G?・岩手)で3着のミストフェリーズまでが候補となろう。混戦模様だが、建依別賞の内容でマチカネホシマツリを推す。
☆最優秀アラブ系古馬
ここはチュウオーロッサ(南国王冠)・パワーレイク(南国桜花賞)が前半に大活躍。後半は群雄割拠でサラブレッド系と同じく決め手に欠ける。前記2頭の一騎討ちか。
☆最優秀サラブレッド系4歳馬(馬齢は数え)
ここは最も決まりやすい部門か。三冠プラス黒潮マイルCS2着のオオギリセイコー。夏場の建依別賞では古馬との力差を感じさせたが徐々にその差を縮め、ついには古馬重賞制覇へもう一歩まで迫った成長は評価される。ビッグチェイサーも高知県知事賞の2着で候補となる。
☆最優秀アラブ系4歳馬(馬齢は数え)
ここは2冠のチーチーキングとマンペイ記念に加え古馬とのオープン特別を連勝したアポロスイセイの2頭。全日本アラブグランプリ3着を評価して僅差でチーチーキングか。
その2へ続く