第13回開催前半ヘッドライン

 勤労感謝の祝日、金曜日からスタートする高知競馬第13回開催。
前半の3日間は1400mで争われるサラブレッド系A級の宿毛市国民宿舎椰子特別に南国王冠高知市長賞のTR、山茶花特別。更にはサイマルで笠松の全日本サラブレッドカップが場外発売されるなど見所がたっぷりである。

 初日23日祝日はサラ系のレースを中心に10R。現時点では101頭の登録だから頭数は揃った。第8Rと第9Rの間に全日本サラブレッドカップが場外発売される。

 サラブレッド系の条件戦も充実のメンバーだ。D級3組の第4競走には前走のD級を勝って意気上がるクロシオタイガーが登場。クセのあるタイプが揃った古馬を相手に2連勝を狙う。

 第7競走では黒潮菊花賞2着のリードチヤンピオンに、3連勝中のエイシンユーダイ・一叩きしたエイシンデインヒル・地力を見せるスカイサロンらの古馬が立ちはだかる。メンバー的にはかなり高いレベルのレースとなりそうだ。

 第8競走の百舌鳥特別はサラ系D級の1400m戦。D級特別が続くウエストワカが今度こそ勝てるかどうか。売り出し中のトリビューンは3連勝中。レース振りに幅が出てきたのが頼もしい。良馬場で外枠を引けばいつでも好走できる器だ。移籍後2勝目を挙げたハップウイチ、立て直してくれば地力上位のオーバーラップ、テンセイシェーバーの末脚に、ナスノアルダンの復調まで幅広く検討したいレースである。

 メインのサラ系A級、宿毛市国民宿舎椰子特別は1400m戦。
エイシンドーサンはこの距離への適応力が問われる1戦となるだろう。マッケンリーダー・ライジングハントらの先行勢はジョイフライト・ナムラプラズマに早めに押し寄せられると、単純に距離短縮のメリットだけを享受できない可能性があるが、果たしてこの辺りの展開やいかに。ウォーターダグの復調気配も見逃せない。

 全日本サラブレッドカップはJBCスプリントでも2着を確保したブロードアピールが人気となりそう。1400mのG3を今年だけですでに3勝という実績は確かにダントツだ。一方で中距離の印象が強いマンボツイストはどうなのか。ダンチヒの肌にキングマンボなら血統面では問題はなくともちょっと距離実績に不安が残る。
イシヤクマッハはその点で2歳時のバイオレットS2着や、グランシャリオC優勝があるだけ推しやすい。
 いつも頭が下がるのはゴールドプルーフやブラウンシャトレーの頑張り。人気よりはレース内容が濃いのだが、まだ金星には手が届いていない。地方馬では本来地元の雄、エフワンライデンが3歳時の評価からも一番手なのだろうが、厳しいレースには弱いという印象がぬぐえない(それでも昨年のこのレースは3着)。イメージを覆す走りが見られるか。楽に行けた場合のリザーブユアハートまで。

 2日目の土曜日。サラ系の条件戦11Rに115頭がスタンバイ。

 第1競走の3歳戦には大井の3歳牝馬特別戦を2着しているタキノマドンナが登場。能力検査でも1着入線で期待が高まる。JRAからの移籍緒戦を勝ったマイネルクリエイト、同じくJRA未勝利からの移籍馬コウヨウフラワーやアインフロイラインなども加わって馬券的な妙味もあるメンバーだ。

 第6競走にトサノビッグが復帰。JRA未勝利からの移籍で4月から7月まで高知競馬では5戦5勝。4ヶ月半ぶりのレースでも6連勝と伸ばせるか。 

 第9競走の神楽月特別はサラ系3歳の1戦。貫禄を見せるエイシンプサンが連勝濃厚だが、ほぼ同じメンバーによって争われた霜月特別(1600m)からの変化と言えば距離が1300mになる部分。ここで台頭する馬がいるかどうかがポイントだ。
   
 メイン第10競走はサラ系C級の1600m戦、窪川町松葉川温泉特別だ。前走のC級特別から1~2着馬が抜けて、では3着のエムアイプリンスや5着ルックストーンなどが浮上かといえば簡単にはいかないようだ。元A級のダービートップが3連勝でここに登場してくるのだから。また好調シルバーチャンプ・サトコンタイガーが厚みを加えて面白いレースとなっている。

 3日目の日曜日も11Rに112頭が登録してあり、多頭数の激戦が楽しめそうだ。サラ系の条件戦とアラ系のA級のレースである。

 第5競走はサラ系の2歳戦。前走はまったくレースにならなかったリンデンスワロー。スタートで後手を踏み、道中から直線まで鞍上をてこずらせる口の悪さを見せて初の3着敗退。1300mの距離がどうのよりも精神的に競走するような状態ではなかったようだ。
ジャストアイス・ナニワスポットオーと前回の1・2着馬に加え、注目のマルチダイヤとの対決ともなる今回のレースに金の鞍賞の展望が見えてくる。

 メインの山茶花特別は南国王冠高知市長賞のTR。1900mの距離で年始の大一番への出走権を賭けての激戦を戦う。
 1600~1800mで3連勝をマークしたスマノガッサン。中西達也騎手とのコンビではまだ負け知らずで相性のいいところを見せている。ここも距離への対応をきちっと見せ、瞬発力を引き出す騎乗を見せれば2002年初頭に初の重賞制覇が見えてくる。
 最後まであきらめずに伸びた前走で2着と結果を出したチーチーキングは丁度昨年のこの時期に全日本アラブグランプリで3着。南国王冠では人気になりながら6着に沈んでいるだけに、今度こそはの意欲を持っているだろう。上昇ムードでTRに挑む。
 アポロスイセイは前年度の南国王冠で2着。スローになれば距離もこなすだけの対応力は証明済みだ。一介の先行馬と考えると痛い目に合う。

 更に最終11競走も広い意味でのTRと考えるべきだろう。
マツノホープは回避だが、能力検査情報で伝えた通り、ノースガバナー・アローパッションという実績馬が転入してきた。叩き2走目になるアサカタイショウの走りも含めどこまで通用するか注意しておくべきだろう。ここにはウェストウインやパワーレイクも登場してくる。 

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