さあ、いよいよ「高知競馬春祭り」があさって月曜日に迫ってきた。
各レースの騎手も発表され、新人王戦の騎乗馬等も出揃った事になる。気になる天候だが月曜日は晴れ予報。花見がてらの見物には絶好のコンディションで当日を迎えられそうだ。黒船賞情報、最後に今日時点でのデータを紹介する。
まずは各レースの枠順だ。（ＮＡＲのサイトでご確認ください）
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第９回黒船賞Ｇ３
３月20日第10競走 発走16時10分
１枠１番
ディバインシルバー（ＪＲＡ）蛯名 正義57
２枠２番
ストロングボス （高 知）宮川 実56
３枠３番
マリスブラッシュ （高 知）鷹野 宏史56
４枠４番
ブルーコンコルド （ＪＲＡ）幸 英明59
５枠５番
ニッタレヴュー （高 知）赤岡 修次56
６番
ヨシノイチバンボシ（名古屋）安部 幸夫57
６枠７番
ニホンピロサート （ＪＲＡ）安藤 勝己57
８番
マイネルスタード （高 知）中越 豊光56
７枠９番
ノボトゥルー （ＪＲＡ）武 豊59
10番
ロッキーアピール （川 崎）山崎 誠士57
８枠11番
ベルモントソレイユ（大 井）御神本訓史56
12番
ゲイリーファング （高 知）花本 正三56
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第２０回全日本新人王争覇戦競走 ３月20日第９競走 発走15時30分
１枠１番
パレスシャトー 南谷圭哉（佐 賀）54
２枠２番
ラックサウンド 津村明秀（ＪＲＡ）54
３枠３番
フェアーガール 高松 亮（岩 手）53
４枠４番
コマレンゲ 森井美香（高 知）53
５枠５番
オーサカヅキ 阪上忠匡（笠 松）54
６番
ティッピング 小谷周平（兵 庫）53
６枠７番
イズミスミレ 山本 茜（名古屋）53
８番
セイウンザン 別府真衣（高 知）54
７枠９番
ヨナンコンコルド 藤岡佑介（ＪＲＡ）54
10番
ロードアルコ 松戸政也（金 沢）54
８枠11番
アデランタル 田中 純（荒 尾）53
12番
ミスフサイチ 町田直希（川 崎）53
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はりまや盃（ＪＲＡ指定交流）
３月20日第８競走 発走14時55分
１枠１番
テイクツーソウル （高 知）中西達也56
２枠２番
トウカイボナンザ （ＪＲＡ）福永祐一56
３枠３番
フミノマイヒメ （ＪＲＡ）幸 英明54
４枠４番
ピュアインラヴ （ＪＲＡ）太宰啓介54
５枠５番
アドミラルサンド （ＪＲＡ）鷹野宏史56
６番
オウゴンスター （高 知）中越豊光56
６枠７番
ノボアメリカン （ＪＲＡ）藤岡佑介56
８番
ロイヤルサンサン （高 知）花本正三56
７枠９番
アドライナー （ＪＲＡ）西川敏弘56
10番
オートバクシンオー（高 知）上田将司56
８枠11番
ヒデノシーザー （高 知）倉兼育康56
12番
ポライトワールド （高 知）赤岡修次56
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それからはりまや盃に参戦するＪＲＡ所属馬を紹介しよう。
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トウカイボナンザ
牡６歳 黒鹿毛
父 サンデーサイレンス
母 ボブズディレンマ
母父 Mr.Prospector
母母 Hay Patcher
調教師 中村均（JRA）
生年月日 2000年5月19日
生産牧場 岡部牧場
通算成績２３戦１勝
３歳時にデビュー、４戦目の芝千二勝ち。５００万下で３着３度。ダート戦、地方交流共に初登場。
祖母の産駒にサンタアニタＨのブロードブラッシュ（ノボトゥルーの父）
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フミノマイヒメ
牝４歳 鹿毛
父 タイキシャトル
母 ツカサヒメ
母父 トウシヨウボーイ
母母 ミストレスロルフ
調教師 目野哲也（JRA）
生年月日 2002年2月20日
生産牧場 太陽牧場
通算成績１２戦１勝
２歳時は７戦未勝利、２着１回３着３回と惜敗している。３歳緒戦で芝千二を初勝利。地方交流には初の出走。
叔父マイネルバロンは中央４勝でＯＰ特別２着の実績がある
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ピュアインラヴ
牝５歳 栗毛
父 Ｈｅｎｎｅｓｓｙ
母 Ｐｒｅｔｅｎｄ
母父 Ｇｕｌｃｈ
母母 Pretty Pretender
調教師 太宰義人（JRA）
生年月日 2001年2月8日
生産牧場 Lantern Hill Farm LL
通算成績２１戦２勝
２歳１２月デビュー、明けて通算３戦目のＤ千ｍ戦を勝つ３歳秋からは地方交流戦にも参戦、好走を繰り返しつつ昨年８月の佐賀交流（１４００ｍ戦）で２勝目をマーク。前走は笠松交流で２着。
五代母ＬｅｖｅｅはベルデイムＳやアメリカンオークスの勝ち馬
子孫からオークローンＨのジェリや、ＢＣディスタフのスペインなど
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アドミラルサンド
牡４歳 鹿毛
父 シャンハイ
母 スキージェンヌ
母父 マルゼンスキー
母母 スノージェンヌ
調教師 佐藤正雄（JRA）
生年月日 2002年3月29日
生産牧場 木稲牧場
通算成績６戦２勝
昨年１月デビュー、緒戦３着も２戦目は大敗して休養に。１２月からは佐賀に移籍して２連勝。中央復帰して２月の京都Ｄ千四戦で６着に好走した。
曾祖母は報知オールスターＣ勝ちのミサキマリヌーン
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ノボアメリカン
牡８歳 栗毛
父 Ｆｌｙ Ｓｏ Ｆｒｅｅ
母 Ｊａｖａ Ｍａｇｉｃ
母父 Java Gold
母母 Castle Royale
調教師 阿部新生（JRA）
生年月日 1998年3月1日
生産牧場 T.L.Folkerth
通算成績４３戦１０勝
中央未勝利から上山へ転入。Ｃ１まで９勝。中央に復帰して主に交流戦を使われ、川崎Ｂ級トパーズスター賞を逃げ切り。前走は名古屋交流６着。
父はＢＣジュベナイル勝ち、ダマスカス系でキャプテンスティーヴを出す
兄エイシンコールマンが中央３勝、近親に金杯勝ちのエイシンテネシー
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アドライナー
牡９歳 栗毛
父 Ｃｏｍｍｏｎ Ｇｒｏｕｎｄｓ
母 Ｍａｌｉ
母父 Ｓｔｏｒｍ Ｂｉｒｄ
母母 Ａｌａ Ｍａｈｌｉｋ
調教師 小桧山悟（JRA）
生年月日 1997年3月10日
生産牧場 J.F.Tutthill
通算成績７０戦２勝
中央デビュー、４戦目の芝千八を勝つ。更に１１戦目の芝二千で２勝目５歳からは地方交流を使われるようになり、旭川、札幌でそれぞれ１度ずつ２着となっている。このレースから小桧山悟厩舎所属。
父はシャーペンアップ系、サラマンドル賞Ｇ１の勝ち馬
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最後に交流２レースに騎乗予定がある騎手の成績を。
（データは全て３月１７日現在）
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地方他地区
安部幸夫（名古屋）1968年６月20日生
初騎乗1987年10月18日
通算成績 １１８８１戦１７２４勝
勝率14.5 連対率26.5
御神本訓史（大井）1981年８月25日生
初騎乗1999年４月10日
通算成績 ３２４８戦 ５７２勝
勝率17.6 連対率31.3
山崎誠士（川崎） 1984年７月29日生
初騎乗2003年10月27日
通算成績 １３１０戦 １０５勝
勝率 8.0 連対率17.2
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ＪＲＡ
安藤勝己（ＪＲＡ）1960年３月28日生
初騎乗1980年５月11日（中央）
中央成績 ３８３３戦 ５５９勝
勝率14.6 連対率27.0
地方成績 １４６戦 ４４勝
勝率30.1 連対率46.6
笠松時代 １４０５６戦３２９９勝
勝率23.5 連対率40.5
武 豊（ＪＲＡ）1969年３月15日生
初騎乗1987年３月１日
中央成績 １３１０６戦２７４１勝
勝率20.9 連対率35.6
地方成績 ５５７戦 １１８勝
勝率21.2 連対率39.5
蛯名正義（ＪＲＡ）1969年３月19日生
初騎乗1987年３月１日
中央成績 １１２４１戦１４１３勝
勝率12.6 連対率23.7
地方成績 ２３７戦 ３７勝
勝率15.6 連対率30.8
幸 英明（ＪＲＡ）1976年１月12日生
初騎乗1994年３月５日
中央成績 ７１３４戦 ５７２勝
勝率 8.0 連対率16.8
地方成績 １９６戦 ３２勝
勝率16.3 連対率33.2
福永祐一（ＪＲＡ）1976年12月９日生
初騎乗1996年３月２日
中央成績 ６８３５戦 ７７０勝
勝率11.3 連対率20.7
地方成績 ２８０戦 ３９勝
勝率13.9 連対率28.6
太宰啓介（ＪＲＡ）1979年４月22日生
初騎乗1998年３月１日
中央成績 ２８２４戦 １７０勝
勝率 6.0 連対率12.6
地方成績 １５３戦 ２０勝
勝率13.1 連対率24.8
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高知
花本正三（高知） 1963年１月３日生
初騎乗1979年10月20日
通算成績 １４２９６戦１９５０勝
勝率13.6 連対率26.8
鷹野宏史（高知） 1964年10月４日生
初騎乗1982年４月16日
通算成績 １３２５８戦２０３５勝
勝率15.3 連対率29.6
西川敏弘（高知） 1970年１月27日生
初騎乗1987年４月４日
通算成績 １１３３８戦１７２９勝
勝率15.2 連対率29.4
中西達也（高知） 1969年12月13日生
初騎乗1987年４月４日
通算成績 １１７５４戦１４７３勝
勝率12.5 連対率24.9
中越豊光（高知） 1974年11月８日生
初騎乗1992年４月４日
通算成績 ８７９１戦１５６７勝
勝率17.8 連対率33.0
赤岡修次（高知） 1977年３月15日生
初騎乗1994年10月10日
通算成績 ６４２８戦 ７５５勝
勝率11.7 連対率21.9
倉兼育康（高知） 1975年11月10日生
初騎乗1995年10月９日
通算成績 ６１８０戦 ７１６勝
勝率11.6 連対率22.6
宮川 実（高知） 1982年２月10日生
初騎乗1999年10月２日
通算成績 ３７１１戦 ３５３勝
勝率 9.5 連対率20.6
上田将司（高知） 1981年１月19日生
初騎乗2001年４月１日
通算成績 ２３１９戦 １７０勝
勝率 7.3 連対率16.3
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追記として、今回ＪＲＡや他地区から遠征してくる騎手が全日本新人王争覇戦に出場した時の成績を紹介しておく。
安部幸夫
1989年８月27日 全日本新人王１着
幸 英明
1995年７月31日 全日本新人王６着
福永祐一
1996年９月16日 全日本新人王２着
御神本訓史
2000年９月26日 全日本新人王７着
山崎誠士
2005年３月21日 全日本新人王５着
名古屋のトップ騎手である安部幸夫騎手は第４代の“新人王”。今回はヨシノイチバンボシで臨む黒船賞に、それ以来となる高知での栄冠を狙う。
幸英明騎手は中央競馬から新人王戦に初参戦した第１０回に登場。高知の赤岡修次騎手とマカオの国際見習騎手招待にも参加。２人が逢えばその時の思い出話に花が咲くのでは？
お父さんの洋一さんが高知出身。今でも親戚が住む高知に対する想いを口にしてくれる福永祐一騎手がはりまや盃（中村均厩舎、トウカイボナンザ）に騎乗。第１１回の新人王戦は高知競馬場のスタンド５階からお父さんの見守る前で後方から追い込んで見せてハナ差の２着に…。新人王争覇戦は参加騎手全員の「家族の物語」である事を印象付けた。
御神本訓史騎手は当時“益田の新星”だった。大井移籍後はケガなどもあってその素質の高さを発揮できなかったが、最近は重賞を勝つなど軌道に乗ってきた。今回堂々の高知入りだ。
山崎誠士騎手は昨年の新人王に参戦。同じ日にロッキーアピールで黒船賞にも騎乗して２着にハナ差の３着に持ってきた。若武者が大いにアピールしたレースから１年、今度は前年よりも上の成績なるか？
毎年さまざまなドラマと歴史を積み重ねてきた黒船賞と全日本新人王。はりまや盃も含め、今年のページにはどのようなストーリーが描かれるのか？ゲートインはわずか２日後である。
