GW後半のこの開催。キャラクターショーやフリーマーケットなどが行われて賑わいそうだ。重賞競走はアラブ系の3歳第一冠、マンペイ記念が行われる。2歳時のチャンピオン、プレシャスボーイが貫禄を見せるか。
さて前開催で大変目立ったのが「連勝馬」の存在。
アラ系でロックグロリーが10連勝、サラ系でもタカノダイユウが7連勝中と破竹の勢いが続いている。ここでズラリと前開催に連勝を伸ばした馬を列挙してみよう。
10連勝 ロックグロリー(アラ系)
7連勝 タカノダイユウ(サラ系)
6連勝 チャピーキング(アラ系)
4連勝 エイシンデインヒル・ジョーオーラ・
メロディーランチェ・エイシンカーリアン・
マイネルキャラバン(サラ系)
3連勝 ラディガフラット・チュウオーランサー・
チュウオーパール(アラ系)、ジョイフライト(サラ系)
2連勝 トウショウベガ・トップチリフル・
マスパスオール・マキオカレン(アラ系)
トリビューン・トサノビッグ・シュガーボーイ
モンドノスケ・レッドタンバリン(サラ系)
クラスが降級した4月からの2連勝や、昇級にも関わらず連勝
を伸ばした馬もいる。不良馬場で連勝ストップという馬などパタ
ーンは色々だが、この連勝馬の取捨をクラスや展開などを読みつ
つきっちり出来れば連単での勝負には大変な戦力となるだろう。
この3日間に登場する予定の連勝馬は、
初日 3R マキオカレン
4R マスパスオール
5R トップチリフル
7R チャピーキング
11R ロックグロリー・トウショウベガ
2日目 9R チュウオーパール(マンペイ記念)
10R ラディガフラット(端午特別)
3日目 1R トリビューン
2R トサノビッグ
4R モンドノスケ
といったメンバーだ。なぜ連勝しているか、例えばクラス降級のためか、若い馬が力をつけての連勝なのか、JRA未勝利馬がしかるべき(つまり潜在能力のある位置まで)クラスまで昇級途上なのか、相手に恵まれただけなのか、それとも本当に馬が化けてきたのか。それぞれの連勝理由を考えて、また不良馬場でも連勝が続くのかどうかを推理しながら各馬の取捨を選択してみよう。
マンペイ記念も黒潮皐月賞と同じく今年が5回目。これまでの勝ち馬はブルーグロリア・ブラックハート・パワーレイク・アポロスイセイの名前が並ぶが、牡・牝2頭ずつで牡馬の場合はその後も重賞を制覇している。昨年のアポロスイセイは恐ろしいほどの勝ち時計でエムエスベッカーに競り勝ち名勝負を演出。今年は果たしてどんな勝負を見せてくれるのか。
中心となるであろうプレシャスボーイは2歳チャンピオンであり一般戦でも前走D級2組でグレナクイン・アマゴトウザイ以下を完封。徐々にレースを覚えてきているが、唯一の不安があるとすれば不良馬場で先行馬に逃げ切られる事。追い比べではひけを取らないだろうが1400mのスピード勝負がベストではない。
そういった意味でのチュウオーパールの充実振りは怖い。D級4組を逃げ切った前走の勝ち時計はプレシャスボーイを1秒上回っている。佐原秀泰騎手、悲願の重賞初制覇なるか。チュウオーブラックは決め手の良さが光っている。まだ良化途上という点は逆にセールスポイントとなろう。
その後のグループはいわゆる追い込み部隊、レガシークラウン・ホワイトジャック・フトーキサなどのグループで、それぞれ血統背景などから乱戦になった場合に台頭が期待される。伏兵としてはフィニッシュパワーの充実振りと、いつも驚かされるデンセツノオトコの活躍がまたしてもスタンドを沸かせられるか。