第16回開催前半ヘッドライン

 高知競馬は1月20日から第16回開催が始まる。前半が20・21・22日、後半が27・28日という計5日間の開催だ。

 前半3日間は連日11Rに110頭以上がスタンバイしてなかなかの多頭数、高配当が望めそうだ。3日間のそれぞれのメイン競走はアラブ系C1選抜ガーネット特別(1600)、アラブ系A級選抜葉山村あったかハウス特別(1400)、アラブ系B級選抜すずかけ特別(1600)の3鞍。A級選抜は1400mの距離にデルタフォース・アポロスイセイ・ミクニノリンボーという南国王冠上位組がそろって登場。アポロスイセイの著しい充実振りがここでも確認できるか。

 初日第2R(サラ系C5)にはアトンが登場。ニュースヴァリュー(ベガの半姉)にサンデーサイレンスという良血馬が初戦を勝って2戦目を迎える。ユキノビジンの妹であるカネツプロージットらのメンバーが相手となるが、今後を占う上でも注目の1戦となる。
 
 2日目はメインはもちろんの事、頭数が揃ったサラ系C3~C2の1400m戦が盛り上がりそうだ。

 3日目には実績のある移籍馬が複数登場する。アラブ系B2(9R)のヤングスプリンターは平成8年の東北アラブチャンピオン(東北地区交流重賞)の勝ち馬で能力検査でも手応え充分の内容を残して注目の緒戦。4Rに登場するトウショウドイル(サラ系C5)は祖母がエイティトウショウ(中山記念2度優勝他)で金沢のB級で好走している。3R(サラ系C6)にも新潟B級勝ちのスカイキャットが登場するが、この2頭は下級条件への格付けだけに結果を出したいところ。6R(アラ系C2)には高崎A級勝ちのマスパスオールも登場する。

 土曜日の天気予報はあいにくの雨。馬場状態はいきなりのやや重から重もありえるか。その後の回復具合とも細かいチェックが必要となりそうだ。

 それから大腿骨骨折などで戦線離脱を余儀なくされた今村賢治騎手が復帰、20日に4鞍の騎乗予定が有る。騎乗停止が明けた明神騎手も白星を挙げたし、ようやく今村騎手の2001年がやって来た、応援をしたい。

高知競馬場内実況  橋口浩二

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