第12回開催前半ヘッドライン

 高知競馬第12回開催の前半は11月4日(日)、5日(月)の2日間で行われる。4日のメイン、重賞・珊瑚冠賞は今後のサラ系OP戦線を占う上でも大変重要な位置付けであり、年末の高知県知事賞(2400m)、3月の黒船賞(1400m・G3)に続いていく。シクレノンブルース・サクラアラシオー・スーパープレイ・リバーセキトバと、勝ち馬を並べれば納得であろう。

 その珊瑚冠賞の登録馬を紹介しておこう(2日金曜日時点)。
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高知競馬 第12回開催 1日目 第10競走

 第13回 珊瑚冠賞 サラ系3歳以上 1900m 

 ジョイフライト
 マッケンリーダー
 マイネルキャラバン
 ウォーターダグ
 オースミレパード
 オオギリセイコー
 ジョーオーラ
 ダイタクカミカゼ
 グランラピード
 ワカショウグン
 エイシンドーサン
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 登録馬のうち、重賞勝ち実績があるのは

 マッケンリーダー
99珊瑚冠賞
 ウォーターダグ
99高知県知事賞、00黒潮マイルCS、01黒潮スプリンターズC、01二十四万石賞
 オオギリセイコー
99金の鞍賞、00サラ3歳三冠
 ダイタクカミカゼ
00高知県知事賞
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 騎手の珊瑚冠賞実績は(現役騎手のみ)

 3勝  北野真弘
 2勝  戸梶由則
 1勝  鷹野宏史・西川敏弘・倉兼育康・明神繁正
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 今回のメンバーは建依別賞勝ちのエイシングランツこそいないものの、今後を睨んでのほぼベストメンバーとなった。

 マイネルキャラバンはTR足摺特別の勝ち馬で、2着馬に1秒4差をつけての圧勝が印象に残る。以前にもここに書いたが、スローペースからの瞬発力勝負よりは平均以上のペースで流れに乗る形の方が力を出せそうだ。前走のマイル戦からは前進必至である。

 エイシンドーサンは高知緒戦の内容が圧巻。B級のマイル戦とはいえ後続を2秒1ちぎって、なお伸びそうな余力を見せた。8月にオーロパークのA1下特別で1800mを1分56秒1(良馬場)の4着なら単純な計算でここでも勝ち負けになるところ。もちろん馬場はずいぶん違うので鵜呑みは出来ないが、それでも最大の惑星である事は否めない。

 マッケンリーダーは皮肉な事に同厩舎のメイショウタイカンが引退してからのびのびとした走りを見せている。恐らくは変幻自在のメイショウタイカンの先行に最も脚を使わされていたのがこの馬だったのだろう。マッケンリーダーの平成12年度の成績は4-1-1-12で連対率2割7分7厘だが、今春からは1-5-1-3で6割だ。この馬の場合は距離というよりは人気があるかないか(他の馬の騎手に怖いと思われているかどうか)がポイントになってくる。楽に行ければここでも好走できる。2度目の制覇なるか?

 さてジョイフライト。生涯成績14-5-6-8で連対率5割5分というこの馬が1800m以上は3戦して0-0-0-3だ。うち1戦はJRAの芝だが、今回の1900mがプラス材料になる事は考えにくい。何かレースぶりに新味が出ると面白いのだが…。

 ウォーターダグ・ダイタクカミカゼの復帰組は叩き良化型だけにいきなりは狙いにくいが、底力を無視する事はできない。いずれもこの秋の最大目標は高知県知事賞だろう。

 ワカショウグンは乱戦での台頭に期待。逆に言えば馬券的妙味を持った1頭という事になる。建依別賞TRを勝ちながら休養に入らざるをえなかった経緯から、休み明けを叩いての臨戦課程だが脚質もオールマイティで頼もしい。

 オオギリセイコーとジョーオーラは若さと馬力でどこまで。どちらも魅力のある馬だが、それぞれ瞬発力勝負には分が悪いところがあって、レース展開によって力を発揮できるかどうか分かれるだろう。グランラピードも良化している感じ。大井のA級に壁があっただけにもう一段階の上積みが欲しい。

 各馬の追い切りなどの情報は「福ちゃん」のサイトである@福ちゃんで公開しているので、そちらも参照されたい。
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 11月4日は11Rに110頭と頭数が揃う。珊瑚冠賞の他に特別競走がもう一鞍、サラ系D級のほととぎす特別だ。混戦ムードというか一筋縄ではいかないメンバーが揃った。

 移籍初戦D級戦でさすがと思わせたサダムトップワンとハップウイチが前走を勝っているが、実績上位で近走不振組らとの実力比較が難しいところ。当日は展開、馬場、パドックの気配などから狙い目を絞りたい。雨が降ればホンキノワタシの一発もと考えたが、現状では晴天の天気予報だ。  

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 11月5日は4日と同じくサラブレッド系の11Rに105頭がスタンバイ。3歳の霜月特別とC級の烏帽子山特別が組まれている。

 霜月特別には黒潮菊花賞では3着ながら、これは初距離・初重賞であることを考えれば胸を張っていい内容だったエイシンプサンが登場する。このメンバーなら二重丸が並んでも仕方がない。マイル戦での2着争いとなる。

 烏帽子山特別は12頭フルゲートの争いになりそうだ。
D級特別からC級特別まで4連勝というモンドノスケが人気を集めそうだ。好位で自在に立ち回れるし馬場も問わない。
 圧巻の末脚でC級2連勝のゴールデンシェイクが特別に上がって来た。それほどの実績はない馬だが、ここ2戦の内容はこれまでのこの馬とは違う。6歳にしてようやく本格化したのだろうか。
 ヤマヨカムイは本来このクラスなら人気となるはずだが、前走の鷲尾山特別でよもやの大敗。A2で快勝する実力の持ち主だが…。
 エムアイプリンスが吉原寛人騎手で2着した新人王以来のレースに臨む。状態が戻れば実績上位で侮れまい。
 ルックストーンも決して近走の内容は悪くない。展開が紛れるようならこの馬の末脚も要警戒だろう。
ハーベストムーンが良化してきて移籍後の初白星を狙う。佐賀でもC級までは特別を勝っている。

 11月4・5日の2日間。特に4日の重賞・珊瑚冠賞に注目が集まる開催だ。4日の天気予報も晴天のようだし、秋晴れのレースをぜひライヴで!!!

キャンペーンなど
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