次回の第5回開催からいよいよ新番組編成方式が移行期間を過ぎ正式にスタートする。シンプルに説明するなら各馬が2つの「賞金」を持つということだ。「格付け賞金」と「編成賞金」である。A~E級までに格付けするための「格付け賞金」は第4回までと同じで、各級の中の組を決める(対戦メンバー)を決めるための「編成賞金」が新たな考え方だ。これは今年度にその格付けに於いて獲得した賞金のみを使うのだが、例えば格付け賞金が1番多くても入着なく今年度に獲得賞金が無ければ当該格付けの最下位の組に入ることを意味し、逆に連勝馬は最上位の組に入るケースが多くなるだろう。
ただし格付けが昇格した場合は編成賞金はいったんゼロとなり、降級の場合は上位での編成賞金を持ったままとなる。これまでよりもきめ細かい番組編成方式が誕生した事で、好調馬同士の対戦を実現、狙い目が増え、面白みと配当が厚みを増すだろう。
移行期間を設定したのは、この方式だと開催を重ねるごとに各馬が実力通りの組に納まって行くという特徴を考慮しての事、つまりあまりに早期だと極端な例が発現してしまうためだ。
また少し開催が開くが、新番組編成方式でグッと面白くなる高知競馬、6月30日が楽しみだ。