「ファンに感動を与えるような騎乗がしたいんです」と常々語る中西達也騎手が10月20日の第4R、キヨラカスパロー号で1着となり、通算1000勝を達成した。
中西騎手は福岡県の出身。S62年に中津競馬場でデビューを果たし、第3回全日本新人王争覇戦競走にも参戦。この年のメンバーには吉田稔(名古屋)、北野真弘(高知)、吉岡牧子(益田・引退)らの名前がある。有馬澄男・高砂哲二らの名人に加わってリーディング上位に進出するのは、かなりの腕前がなければ出来ない事だ。
平成9年からは高知競馬場へ移籍。「追い込み」のデルタフォース、「先行」のメイショウタイカンなど印象に残る馬とのコンビで重賞7勝(通算で20勝)。特に高知での重賞初勝利となったデルタフォースの南国梅花賞ではゴール後に喜びを爆発させ、右手、左手と何度もガッツポーズを繰り返したのが感動的であった。
中西達也騎手のコメント
「これからも、ファンの皆さんに喜んでもらえるような騎乗をして行きたいと思います。競馬場へ足を運んでください」。