カチマサルが勝ちなさる・・・。

 注目馬が続々登場した第4回開催後半の2日間。
タイトルの通り、高知優駿TR青葉特別で人気のカチマサルが印象に残る勝利を収めるなど、見所の多い2日間となった。

 土曜日は重~やや重の馬場。1Rのトサノビッグが厳しいレースとなりながらも差し切り勝ち、4連勝をマークした。なかなか行き脚がつかず道中は中団、それでも1分24秒2の好時計で先着したわけだから地力はある。
 4Rにはエイシンカーリアンが登場。前々の競馬をこちらも力でねじ伏せた印象で6連勝。良血という点では現在最も注目を集める馬だが、まだまだ良化の余地がありそう。
 8Rのノルディクダンサーは貫禄の圧勝。下級条件から復活気配を見せてきて、もう一花というムードになってきた。
 前崩れの展開となったのは9RのD級めじろがも特別。コウヨウヒーローとギャロップスキーには厳しい流れとなってヒロミルミルとサトコンタイガーで決着。
 そして最も不可解な敗戦だったのがA級、中土佐町双名が浦浜びらき特別の一番人気ジョイフライト。1800m戦だが1周目のスタンド前からもう全く行く気を見せない。普段なら1400mでも掛かっていくような馬が1コーナーで早くも中西騎手の肩ムチを受けている。それでも4着に残っているように距離・展開云々というよりも体調面・精神面のエアポケットを推測すべきか。
勝ったイブキブラックマンは内々を良く我慢して直線一気に抜ける完璧な競馬。決め手は確かなだけにきっちり生かした格好だ。オオギリセイコーは代打西川騎手の手を焼かせ、いつものように勝負所で置かれるも良く追い込んで2着。外目を追い込んでの末脚に新味があったかも知れない。

 日曜日はやや重から早い段階で良に回復。時計が掛かり始めていた前日よりも少し重い印象か。
 7Rにその瞬間がやってきた。マチカネホシマツリのアクシデント以来どうも元気がないように見える戸梶由則騎手。なんと今期まだ勝ち星が無かったのだが、このレースの人気薄マルカテンカで抜群の好スタートを決めるとなお出ムチで仕掛けて先行。この気迫に圧されたか各馬これに絡まず好位からの競馬。しかしマルカテンカは止まらず、ゴール前必死に迫ったバンブーリドンも届かず逃げ切り勝ち。連勝トリプル万馬券をおまけに付けた戸梶騎手の今シーズン初勝利、あの迫力ある追い方が復活だ。
 9RのC級仁淀川特別は馬体重の前走比プラス23キロというホクセツランナーが快勝。2ヶ月の休み明けに加え出遅れ気味だったが、馬群の間をスイスイと上昇して4角内から突き抜けて圧勝。実績と馬場適性は抜群であっても上記の条件では自動的に消した方も多かっただろう、これも大波乱に。
 メインの青葉特別はフレンチアスカの勝ちパターンのレース。前半39秒台のスローからいかにも本馬と西内騎手のコンビらしい絶妙の先行策だったが、ヒガシダンサーとの追い比べを演じているうちに”あの馬”が飛んできた。
カチマサルは北海道デビュー。1200m戦(認定競走含む)を3戦するも未勝利。父はセクレタリアト産駒のヒシマサル、母父にミスターシービーという「良血・追い込み」同士配合だ。高知での出走は今年になってからだが、勝つときの豪快さと負ける時の意外なまでの脆さが同居する不思議な馬である。内枠・不良馬場が苦手ならばこの日の外枠・良馬場はまさに条件が揃ったのだが、果たして
フレンチアスカが作る前残りの展開を差し切れるのか?もちろん結論から言えば半馬身差でこれを捉えきったわけだが、残り400の段階ではまだ7馬身位の差。直線外に持ち出してハミが掛かってからが圧巻で、前走に続いて12秒を切ろうかという末脚を繰り出した辺り、これは高知優駿でもかなりの人気となるだろう。馬格もあって順調に行けば確実性はともかくかなり上位でもやれる器だ。

 次回開催は前半に南国優駿、後半に高知優駿というダービー週間を迎える。1900m戦は当然全馬が初体験、混戦模様を収束する王者・女王の誕生をぜひライヴで!

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